たかはた吉田農園で栽培しているお米の栽培方法



減農薬栽培米の特徴
土づくり 完熟堆肥を使用した土づくりを行います。
病害虫防除 健康な稲を育てることで、病害虫を防ぎます。
病害虫防除のための農薬散布は一切行いません。
肥 料 良質な有機質肥料を100%使用しています。
除 草 田植え直後、水田初期除草剤を1回使用します。
ただし、無農薬米は紙マルチ、除草機等で除草しており除草剤を使用していません。


安全で美味しいお米を作るために・・・・

完熟堆肥を使用して土づくりを行っています。
「米作りは、土作りから」・・・
 米づくりに適した土は、チッソや、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウムなどの肥料分が多く含まれており、根が良く伸びて栄養分の吸収力に優れ、水持ち、水はけが良く有機質がたっぷり含まれていて、微生物(バクテリア)が棲みやすい通気性の良い土地でなくてはなりません。
生わらなどの有機物やたい肥をすき込む土づくりは、このような丈夫な作物を育ててくれる土の力(地力)をつけるために大切な働きをします。
 本農園では、籾殻に発酵菌(タネ菌剤)を混ぜて発酵させたのち、卵の殻、有機物等をつみ込んで堆肥にし圃場に散布しています。
 こうした堆肥を連年施肥することにより、米づくりに適した理想的な田んぼが作り上げられています。

良質な有機質肥料を使用しています。
 お米が持つ本来のおいしさとその栄養素を生かしたい。
農産物における美味しいものを作り上げる第一の要因は肥料です。
そのため、本農園では次のような良質有機質肥料を使用しています。
・セミぼかし肥料
 魚肉、内蔵蛋白(チッソ、リンサン、カリ)をアミノ酸態に特殊加工し、胚芽蛋白をあわせて、粒状にしたものです。8つの必須アミノ酸(トリプトファン、リジン、スレオニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、フェニルアラニン、メチオニン)は作物に必要な栄養素をすべて総合的に含む、最高品位の有機質肥料です。
・ミネラル力素肥料
 変成作用を受けた鉱物質の粉末(ミネラル)と天然水溶性苦土(ミネラル)を粒状化した有機肥料です。
土地の緩衝作用を高め、植物体の組織細胞を強化し、耐病、耐虫性を高めると共に、農産物の食味を向上、改善する為に大きな働きをします。

農薬の使用を極力抑えています。
農薬をなるべく使わないで、お米を作りたい。
なぜなら、農薬の使用は、米を食べる人の身体にジワジワとしのびより、健康を害してゆくと思うから。
そのために本農園では、こんな栽培方法にしています。
・稲は、徹底的な疎植栽培で。
通常栽培では、1坪当たり70〜80株、6本植えで行います。
弊農園では、60株3本植えとし、疎植栽培になっています。
こうすることで、丈夫で余裕のある稲に育ち、いもち病など、病気への耐性が強くなります。
・害虫の防除は、益虫(天敵)にまかせて。
殺虫剤は使いません。
こうすることで、益虫も生き残り、益虫が害虫を食べてくれます。
また、害虫も大量発生しなければ、大した害にはなりません。
こうしていると、病害虫防除の為の農薬散布はほとんど必要なくなります。

こうした栽培方法では、確かに、米の収穫量は10〜20%ほど減ります。
でもこの減収は、「農薬による健康への害と引き換えだ。」と考えます。